みなとみらい線発車メロディ変更、「勇者の遺伝子」は使用終了か?

今回は、2月15日にみなとみらい線を運行する横浜高速鉄道から出された「みなとみらい線のワンマン運転開始」のプレスリリースに記載された発車メロディ変更について詳しく解説します。

プレスリリースはこちらから→https://www.mm21railway.co.jp/info/news/2023/02/post-300.html

みなとみらい線みなとみらい駅(ホームドア設置前)

みなとみらい線の発車メロディの現状

みなとみらい線の発車メロディは、開業時から全駅でオリジナルのものが2種類使われており、2013年から日本大通り駅で横浜DeNAベイスターズの応援企画として球団歌の「熱き星たちよ」に変更され、現在は応援歌の「勇者の遺伝子」が使用されています。また、みなとみらい駅ではイベントのタイアップに合わせて様々なメロディが期間限定で使われてきました。

なぜ変更されるのか?

変更理由はプレスリリースの表題にもなっている「みなとみらい線でのワンマン運転開始」が要因です。みなとみらい線の発車メロディは、元町・中華街駅では信号開通に合わせて自動的に流れるようになっていますが、それ以外の新高島駅・みなとみらい駅・馬車道駅・日本大通り駅では、列車の最後尾に乗務している車掌が駅設置の受信機に向けてリモコンを使って流しています。ワンマン化によって車掌の乗務が無くなることから、それができなくなるため変更せざるを得なくなったとみられます。

変更はいつから?

変更は2023年3月上旬からとしています。実際のワンマン運転は、ダイヤ改正が行われる2023年3月18日からですが、乗務員の訓練等の兼ね合いからか少し早目のタイミングで変更されるようです。

変更後はどうなるのか?

おそらく運転手が車両に搭載されているスピーカーからメロディを流す方式に変更されるものと思われます。メロディが何になるかについては言及はありませんが、現在東急目黒線を走る列車に順次搭載されている新しいメロディと同じものが採用されるものと思われます。

「勇者の遺伝子」も使用終了か?

プレスリリースの記載の通り、「発車サイン音が変わります。(元町・中華街駅を除く)」とあることから、例外なく「勇者の遺伝子」についても使用を終了するものと思われます。横浜高速鉄道では、横浜DeNAベイスターズを応援する企画として2013年から発車メロディを変更し、駅を訪れた人の気分を上げるのに一役買ってきました。しかし、ワンマン化に合わせてそれも止めてしまうようです。(駅構内の装飾等は継続するものとみられます。)

横浜DeNAベイスターズに関連した発車メロディは、横浜市営地下鉄関内駅でも2022年に使用を終了しており、横浜DeNAベイスターズファンにとってはまた一つ残念なニュースとなりそうです。

最後に

横浜高速鉄道では、最近も「横浜音祭り」と連動してみなとみらい駅の発車メロディを変更していたばかりで、イベントとタイアップを行うことでみなとみらい線の魅力を上げる一つのコンテンツであったと思っていただけに、ワンマン化に伴う設備上の問題からこういったタイアップ企画が見られなくなるのは少し残念な気もします。現在の発車メロディは、残り半月ほどです。記録される方はお早めに。